趣旨
近年、我々の社会生活を行う空間は、物理的な実世界に加えて、デジタル情報・ネットワークや人工知能などで形作られる仮想世界・サイバー空間が大きな役割を果たすようになっています。映像インタフェースをはじめとするメディア技術は、これまで実世界を記録し、伝える役割を担ってきましたが、これからは人間とサイバー空間を繋ぐインタフェースや、サイバー空間と実空間を融合する技術としての利用が期待されます。本コンファレンスは、平面から空間へと発展するメディア技術をテーマとして、空間センシング、3次元映像、VR/AR/XR、ホログラフィー、質感表現、インタラクティブメディア、多感覚メディアなどについて、その入力・処理・認識・表示に関するハードウェア・ソフトウェア技術、心理学や感性工学など人間的側面、社会課題への応用やアート表現などに関しての研究発表・討論を行うことを目的とします。そのために関連分野の学会・研究会が共同して開催し、自由闊達な議論を通じて関連技術の融合による新たな分野の創成を目指します。また、異分野の間や広く社会において空間メディア技術に対する理解を深めるため、技術の展示などによるデモンストレーションも重視しています。
スコープ
空間メディア技術、立体映像技術、立体音響技術、高臨場感技術、VR/AR技術、メタバース、ホログラフィー、ライトフィールドディスプレイ、空中像、超多眼ディスプレイ、2眼式・多眼式ディスプレイ、ヒューマンインターフェーイス、マンマシンインターフーェイス、質感表現、人間工学的評価、心理学的側面、コンピュータグラフィックス、空間光変調器、表示デバイス、コンピューテーショナルカメラ、空間センシング、イメージセンサ、入力デバイス、ボリュメトリックキャプチャ、ボリュメトリックスタジオ、多次元信号処理、自由視点映像、符号化技術、空間芸術、その他関連する技術及び応用